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日別アーカイブ: 2026年10月26日

モンド設計のよもやま話~チームで働くうえで大切な“引き継ぎ”~

皆さんこんにちは!

株式会社モンド設計です。

~チームで働くうえで大切な“引き継ぎ”~

 

建築設計は、一人の設計者だけで完成する仕事ではありません。

意匠設計。

構造設計。

設備設計。

施工会社。

電気。

空調。

給排水。

さまざまな分野の人が関わります。

そして、それぞれが持っている情報を正確につなぐことが非常に重要です。✅

建築では、一つの変更が別の図面へ影響することがあります。

壁位置を変更した。

窓を大きくした。

設備位置を変えた。

その情報が一部の担当者だけで止まってしまえば、施工段階で問題が起きる可能性があります。⚠

だからこそ建築設計における「引き継ぎ」は、単なる連絡ではなく、建物全体の品質を守るための大切な仕事です。

まずはお客様の要望を共有する

設計のスタートとなるのは、お客様のご希望です。

何のための建物なのか。

どんな使い方をするのか。

大切にしたいことは何か。

その情報を担当者一人だけが知っていてはいけません。

例えば、

開放的な空間にしたい。

収納を重視したい。

将来レイアウト変更したい。

理由まで共有することが大切です。✅

図面だけでは、お客様の考えまでは伝わらないことがあります。

「なぜこの設計になっているのか」

まで引き継ぐことで、途中で担当者が変わっても方向性を守ることができます。

最新図面を全員で共有する

建築設計では、打ち合わせのたびに図面が更新されることがあります。

第一案。

修正版。

最終案。

複数のデータが存在すると、

「どれが最新?」

という状態になりやすくなります。⚠

古い図面をもとに構造計算を進める。

古い図面を施工会社へ送る。

大きな手戻りにつながります。

そのため、

更新日。

図面番号。

変更内容。

最新データを明確にします。✅

変更箇所だけでなく影響範囲を伝える

例えば、

壁を50センチ動かした。

一見すると小さな変更です。

しかしその壁に、

コンセント。

照明スイッチ。

配管。

空調設備。

関係している場合があります。

一つの変更が複数の専門分野へ影響します。⚙

だからこそ、

「壁を変更しました」

だけではなく、

どこへ影響する可能性があるのか。

必要な担当者へ情報を伝えることが重要です。

意匠と構造の連携

デザイン上、

大きな窓をつくりたい。

広い空間にしたい。

柱を少なくしたい。

要望が出ることがあります。

しかし建物には安全性が必要です。

構造担当と連携しながら、

柱。

梁。

壁。

必要な構造を考えます。

意匠だけを優先するのではなく、構造だけで決めるのでもなく、両者で調整することが重要です。✅

設備設計との連携

建物には、

電気。

空調。

給排水。

換気。

さまざまな設備があります。

天井の中では、

梁。

ダクト。

配管。

電気配線。

多くのものが通ります。

図面上で別々に描いていても、実際の空間では同じ場所を使います。⚙

そのため、

設備同士がぶつからないか。

必要な高さがあるか。

メンテナンスできるか。

確認します。

現場へ設計意図を伝える

施工担当者は図面を見て建物をつくります。

しかし図面だけでは、

なぜこの位置なのか。

なぜこの寸法なのか。

判断しにくい部分もあります。

重要な場所では、

設計意図。

仕上げ。

注意点。

現場へ伝えることが大切です。✅

施工側が意図を理解することで、完成形の精度が高まります。

現場からの質問を記録する

工事が始まると、

この納まりはどうする?

図面と現場寸法が違う。

設備位置を変更したい。

現場から質問が入ります。

その場で回答して終わり。

ではなく、必要に応じて図面や記録へ反映します。✅

電話だけで決めた内容が別の担当者へ伝わっていない。

その状態を防ぐことが大切です。☎

お客様からの変更を止めない

設計中や施工中に、

この仕上げを変えたい。

棚を追加したい。

設備位置を変更したい。

お客様から変更希望が出ることがあります。

その情報が設計者だけで止まれば、現場は以前の図面で施工してしまいます。⚠

変更した内容。

いつ決まったのか。

誰へ伝えたのか。

関係者全体へ正確に共有します。✅

仕上げ材の情報

床。

壁。

天井。

外壁。

建築には多くの仕上げ材があります。

色。

品番。

サイズ。

施工範囲。

情報を間違えると、完成後の印象が大きく変わります。

特に似た品番や色がある場合には注意が必要です。

「これだったと思う」

ではなく、正式な情報を確認します。✅

建具や家具との連携

ドア。

窓。

造作家具。

建物の使いやすさに関わります。

扉を開けたら家具に当たる。

収納扉と照明位置が重なる。

図面ごとに見ると問題がなくても、全体で見ると干渉することがあります。

担当者同士で情報を合わせることが大切です。⚙

法規に関する情報を共有する

建築には、さまざまな法規や基準があります。⚖

避難。

防火。

用途。

建物規模。

設計変更によっては、法規上の確認が再度必要になることがあります。

デザイン変更だから設備担当には関係ない。

と決めつけることはできません。

必要な担当者が同じ情報を持つことが重要です。✅

現地調査の情報を残す

既存建物の改修設計では、現地調査が非常に重要です。

図面にない柱がある。

配管位置が違う。

寸法が違う。

現場を見ることで初めて分かることがあります。

その情報を、

写真。

寸法。

メモ。

記録してチームへ共有します。✅

調査した本人しか知らない情報を残さないことが重要です。

写真で伝えることも大切

文章だけでは説明しにくい場所があります。

この壁。

この梁。

この設備。

現場写真を使えば伝わりやすくなります。

特に改修工事では、

どこのことを話しているのか。

認識を合わせるために写真が役立ちます。✅

未決定事項を明確にする

設計中には、

まだ色が決まっていない。

設備機種を検討中。

お客様確認待ち。

未決定のことがあります。

それを確定事項と混ぜてはいけません。

「未決定」

「確認中」

「決定済み」

状態を分かるようにします。⚠

次の担当者が間違って進めないために重要です。

納期や工程も引き継ぐ

設計には締切があります。

確認申請。

見積。

施工開始。

さまざまなスケジュールとつながっています。

「この図面はいつまでに必要か」

担当者全員が理解しておくことが大切です。✅

ただし、急いで確認を省くことはできません。

早めに情報をつなぐことで余裕をつくります。

ミスや気づきを共有する

図面の寸法ミスに気づいた。

以前の案件で納まりに苦労した。

現場から指摘を受けた。

こうした経験を個人だけで終わらせないことが大切です。⚠

「次からここを確認しよう」

チームで共有すれば、同じミスを防ぐことにつながります。✅

失敗も大切な設計ノウハウになります。

ベテランの考え方を若手へ

建築設計には、図面ソフトの使い方だけでは身につかない知識があります。

この動線は使いにくい。

この納まりは現場が難しい。

ここは将来メンテナンスしにくい。

経験を積んだから気づくことがあります。

若手へ、

こうした方がいい。

だけではなく、

なぜそう考えるのか。

理由まで伝えることが重要です。✅

考え方を引き継ぐことで、設計者として成長できます。

引き継ぎは“建物の完成度をつなぐ仕事”

建築設計では、

お客様。

設計。

構造。

設備。

施工。

多くの人が一本の線でつながっています。

その線のどこかで情報が止まれば、手戻りやミスにつながります。

良い引き継ぎとは、

単に図面を渡すことではありません。

なぜこの設計なのか。

何が決まっているのか。

何に注意するのか。

次の人が迷わない状態をつくることです。⭐

これからもチーム内や現場との情報共有を大切にしながら、一つひとつの建物へ責任を持ち、お客様の理想を正確に形へつなげる設計を続けていきたいと思います。✨