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月別アーカイブ: 2026年9月

モンド設計のよもやま話~“段取り8割”は本当?~

皆さんこんにちは!

株式会社モンド設計です。

~“段取り8割”は本当?~

 

建築の仕事では、「段取り8割」という言葉がよく使われます。

これは施工現場だけの話ではありません。

建築設計でも、事前にどれだけ条件を整理し、必要な確認を行い、次の工程を見据えて準備できるかによって、その後の進み方が大きく変わります。✅

設計を急いで進めても、途中で条件不足や認識のズレが見つかれば、修正に多くの時間が必要になります。

反対に、最初の段階でしっかり準備しておけば、設計そのものに集中しやすくなります。

★ まずゴールを共有する

建築設計の段取りで最初に必要なのは、

「どのような建物をつくりたいのか」

というゴールをお客様と共有することです。

住宅なのか、店舗なのか、事業所なのかによって必要な考え方は異なります。

利用する人や目的を整理することで、その後の設計方針も決めやすくなります。✅

☆ 要望を聞く前に決めつけない

過去に似た建物を設計した経験があっても、今回のお客様が同じ希望を持っているとは限りません。

「このタイプならこうだろう」

と決めつけず、今回の希望を一から確認することが大切です。✅

★ 敷地情報を先にそろえる

設計を始める前に、敷地に関する情報をできるだけ整理します。

形状や周辺環境など、計画に必要な情報が不足していると、後から大きく変更になる可能性があります。✅

最初に条件を確認することが、設計の土台になります。

☆ 現地確認を早めに行う

資料だけで分かることには限界があります。

実際に現地へ行くことで、周囲の建物や景色、道路との関係など、さまざまな情報を確認できます。✅

現地で得た情報を設計に反映することが大切です。

★ 法規条件を事前に整理する

どれだけ魅力的なプランでも、必要な条件を満たしていなければ実現できません。

そのため、早い段階で法規や必要な条件を確認しておくことが重要です。⚖

計画が進んでから大きくやり直すことを減らすためにも、初期確認を大切にします。

☆ 予算の考え方を共有する

設計では、理想を形にすることだけでなく、予算とのバランスも考える必要があります。

お客様がどこに費用をかけたいのか、どこは抑えたいのかを早めに確認しておくことで、現実的な提案をしやすくなります。✅

★ 打ち合わせの順番を考える

すべてを一度の打ち合わせで決めようとすると、お客様も疲れてしまいます。

まず間取りや大きな方向性を決め、その後に仕上げや設備などを検討するというように、決める順番を整理することが大切です。✅

☆ 次回までに決めることを明確にする

打ち合わせが終わるときには、

「次回までに何を考えておけば良いのか」

を共有します。

お客様側と設計側、それぞれの宿題を明確にしておけば、次の打ち合わせをスムーズに進めやすくなります。✅

★ 図面作成の順番を整理する

設計では、多くの図面を作成します。

最初から細部へ入りすぎると、大きな変更があったときに修正範囲が広くなります。

まず全体の計画を固め、その後に詳細へ進むなど、効率的な順番を考えることが大切です。✅

☆ 構造や設備との調整時期を決める

意匠設計だけを先に進めすぎると、後から構造や設備との調整が必要になる場合があります。

どの段階で各分野と確認するのかをあらかじめ考えておくことが重要です。⚙

早めの連携が、後の変更を減らします。

★ 変更が起きることを前提にする

建築設計では、お客様との話し合いの中で変更が起こることがあります。

変更をなくそうとするのではなく、変更が出ても整理して対応できる仕組みをつくることが大切です。✅

どの図面に影響するのかを確認し、関係者へ共有します。

☆ 変更期限を分かりやすく伝える

設計初期であれば対応しやすい変更でも、施工が始まってからでは難しくなることがあります。

いつまでなら変更しやすいのかをお客様へ伝えておくことも大切です。✅

後から、

「そんなに早く決める必要があるとは知らなかった」

という状態を減らします。

★ 確認の時間を予定に入れる

設計スケジュールを図面作成だけで埋めてしまうと、チェックが十分にできなくなります。

作成する時間だけでなく、確認する時間も最初から予定に含めることが大切です。✅

急いで作ることより、正しく整えることを優先します。

☆ お客様への説明時間も確保する

図面ができたらすぐ次へ進むのではなく、お客様が内容を理解し、納得できる時間を持つことが大切です。

分からない部分を残したまま進めると、後から大きな変更につながる場合があります。✅

★ 施工する側の視点も早めに持つ

設計者の中だけで完結させず、

「この図面で現場に正しく伝わるか」

という視点を持つことが大切です。⚒

必要な寸法や情報が不足していないかを確認しながら進めます。

☆ 余裕のあるスケジュールを考える

建築設計では、途中で確認事項が増えたり、追加の調整が必要になったりすることがあります。

予定を限界まで詰め込むと、一つの変更で全体が遅れてしまいます。

必要な確認ができる余裕を持ったスケジュールを考えることが大切です。✅

★ 一つの工程が終わるたびに振り返る

基本設計が終わったとき、実施設計へ進む前など、節目ごとに内容を振り返ります。

お客様の要望が反映されているか、未決定事項が残っていないかを確認することで、次の工程へ安心して進めます。✅

☆ 次の工程を常に見る

現在の図面だけに集中するのではなく、

「この後、誰がこの情報を使うのか」

まで考えることが大切です。

確認申請、施工、設備調整など、次の工程を意識して資料を整えることで仕事がつながります。✅

⭐ “段取り8割”は良い設計に集中するための準備

建築設計における段取りは、単に作業時間を短縮するためのものではありません。

お客様の希望を整理し、敷地や法規を確認し、予算やスケジュールを共有し、関係者との連携時期まで考えておく。

そうすることで、設計者は本来の目的である、

「より良い建物を考えること」

に集中できます。✅

私たちも、完成した図面だけではなく、その前の準備や確認を大切にしながら、お客様の想いを形にする建築設計を続けていきます。✨

モンド設計のよもやま話~差がつく“仕事の整え方”とは?~

皆さんこんにちは!

株式会社モンド設計です。

~差がつく“仕事の整え方”とは?~

 

建築設計の仕事は、図面を描くことだけではありません。

お客様の希望を聞き、敷地条件を確認し、法規や構造、設備などさまざまな条件を整理しながら、一つの建物として形にしていく仕事です。✅

そのため、設計の品質を高めるうえで重要なのが、“仕事を整えること”です。

情報が整理されていなかったり、変更内容が正しく共有されていなかったりすると、図面上では小さなズレでも、後の工程では大きな影響につながることがあります。

今回は、建築設計の現場で差がつく“仕事の整え方”について考えてみます。

★ 最初にお客様の希望を整理する

設計を始める前に大切なのは、お客様がどのような建物を求めているのかを整理することです。

住宅であれば、家族構成や生活動線、収納、将来の暮らし方などがあります。

店舗や事業所であれば、働く人数や設備、来客動線、業務内容なども重要です。✅

ただ要望を聞くだけではなく、

「何を一番大切にしたいのか」

まで整理することで、設計の方向性が見えやすくなります。

☆ 要望に優先順位をつける

お客様からは、

「広くしたい」

「明るくしたい」

「予算を抑えたい」

「デザインにもこだわりたい」

など、さまざまな希望が出てきます。

すべてを同じ優先度で扱うのではなく、絶対に譲れないものと、可能であれば実現したいものを整理することが大切です。✅

★ 敷地の条件を正確に把握する

どれだけ良い設計案を考えても、敷地条件を正しく理解していなければ形にできません。

敷地の形状や周辺環境、道路との関係など、設計に必要な条件を事前に確認することが大切です。✅

現地を見ることで、図面や資料だけでは分からないことに気づく場合もあります。

☆ 法規確認を早い段階で行う

建築設計では、さまざまな法令や基準との整合を確認する必要があります。

計画が進んだ後に大きな問題が見つかると、設計変更が必要になる場合があります。⚖

だからこそ、初期段階から必要な確認を進め、計画できる範囲を把握することが大切です。

★ 図面や資料の管理方法を統一する

設計が進むと、平面図や立面図、断面図など、多くの図面や資料が作成されます。

どれが最新なのか分からなくなると、古い内容をもとに話が進んでしまう可能性があります。

図面の更新日や変更内容を分かりやすく管理し、関係者全員が同じ情報を見られる状態をつくることが大切です。✅

☆ 変更内容は記録として残す

設計では、お客様との打ち合わせによって間取りや仕様が変わることがあります。

その変更を、

「前回の打ち合わせで決まったはず」

という記憶だけに頼るのは危険です。

何が変わったのか、なぜ変更したのかを記録し、次回の打ち合わせや図面へ反映することが大切です。✅

★ 一つの図面だけで判断しない

建築は、平面だけで成立するものではありません。

高さや外観、構造、設備など、さまざまな要素が関係します。

平面図では問題がなくても、別の図面を見ると調整が必要になることがあります。✅

設計を進めるときには、複数の視点から確認することが重要です。

☆ 動線を実際の生活や業務で考える

図面上で距離が短いから使いやすいとは限りません。

住宅なら、起床から外出までどのように動くのか。

店舗なら、お客様とスタッフがどう動くのか。

実際の一日を想像しながら確認することが大切です。✅

★ 収納や設備の位置も早めに考える

設計を進めてから、

「ここに収納が欲しかった」

「設備を置く場所が足りない」

と気づくこともあります。

建物の見た目だけでなく、実際に使うものを早い段階から想定することが大切です。✅

☆ 構造や設備との取り合いを確認する

建築設計は、意匠だけで完結する仕事ではありません。

構造や電気、給排水、空調など、さまざまな分野と関係しています。⚙

それぞれの内容を確認しながら、後から干渉や変更が発生しないよう調整することが大切です。

★ お客様への説明資料も整える

設計者には理解できる図面でも、お客様には分かりにくい場合があります。

だからこそ、打ち合わせでは専門用語だけで説明するのではなく、図やイメージを使いながら分かりやすく伝えることが大切です。✅

☆ 決まっていないことを明確にする

打ち合わせの途中では、すべてが決まるわけではありません。

未決定事項が曖昧なままだと、後で認識のズレが起こります。

決まったことと、これから決めることを分けて整理することが大切です。✅

★ 現場へ伝わる図面を意識する

図面は、設計者だけが見るものではありません。

実際に施工する人が内容を理解し、建物を形にするための情報でもあります。⚒

分かりにくい表現や不足した情報がないかを確認し、施工側が読み取りやすい図面を意識することが大切です。

☆ 打ち合わせ後に必ず整理する

打ち合わせが終わった直後は、内容をよく覚えています。

しかし、数日後には細かな部分が曖昧になることがあります。

その日のうちに決定事項や宿題を整理し、次の作業につなげることが大切です。✅

★ スケジュールも仕事の一部

設計では、図面作成だけでなく、確認や申請、打ち合わせなど多くの工程があります。

どの時期に何を決める必要があるのかを整理し、お客様とも共有しておくことで、計画を進めやすくなります。✅

☆ 一度完成した図面も見直す

図面が完成したと思った後でも、少し時間を置いて見直すと新しい気づきが出ることがあります。

細部だけでなく、建物全体のバランスを確認する時間を持つことが大切です。✅

⭐ “整える力”が良い建築設計につながる

建築設計では、発想力やデザイン力も大切です。

しかし、それを実際の建物として形にするためには、お客様の要望、敷地条件、法規、図面、変更内容、スケジュールなど、多くの情報を整理する力が欠かせません。✅

仕事が整っているからこそ、設計者は本来考えるべき部分に集中できます。

私たちも、一つひとつの情報や図面を丁寧に整理しながら、お客様に安心して任せていただける建築設計を続けていきます。✨