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モンド設計のよもやま話~第8回~

皆さんこんにちは!

株式会社モンド設計、更新担当の中西です。

図面ミスは、そのまま施工ミスクレーム、コストロス直結するため、建築設計において「図面チェック」重要工程ひとつです。しかし、日々業務われるがちが、“チェックすべ視点”共有です。

図面チェックにおける具体確認項目と、見逃しやすい注意解説ます。


1. 基本設計図・実施設計チェック項目

構造・寸法整合性】

  • 図面間(平面・面・断面)寸法一致いるか

  • スパン、芯、通りズレない

  • 開口部(窓・扉)位置図面整合いるか

図面バラつき」現場混乱施工リスク最大要因です。


建築基準法・法規チェック】

  • 用途地域制限、建蔽率・容積率遵守

  • 避難経路、開口率、非常口配置

  • 階段廊下有効幅、バリアフリー基準確認

行政申請に「法規違反ないか」第三者視点確認。


注釈・凡例正確性】

  • 材料表記(仕上げ、構造材)統一いるか

  • 図面上の記号凡例一致いるか

  • 矢印、引出線、寸法記号など明確読める

読みやすさ」品質一部。伝わる図面意識。


図面書式整合】

  • 図面番号、改訂履歴、作成日、作成正しい

  • スケール表記実寸っているか

  • 図面タイトル・枠・ロゴなど表記ミスない

特に、複数作成する場合の「書式統一」重要です。


2. 実務落としがち注意ポイント

■「断面落とし」

断面チェック甘いと、天井高・干渉・設備配管ルート設計齟齬ます。特に天井床下詳細設計軽視すると施工段階支障ます。


■「家具・設備干渉チェック」

  • 冷蔵庫洗濯物理ない

  • 建具開閉家具干渉する

メーカー寸法連携重要です。


■「実際施工可能性検討不足」

図面問題なく見えも、現場まり施工工程考慮ていない設計多くます。

  • 部材搬入できない

  • 足場ない

  • 高所作業現実

構造・施工担当の「Wチェック」信頼高めます。


3. チェック体制ツール整備重要

  • チェックリスト標準化

  • 担当によるクロスチェック(設計者≠確認者)

  • 図面レビュー会議実施

  • BIM・CADソフトによる干渉チェック機能活用

組織チェック体制こそ、品質ブランド支えるです。


図面チェック」品質管理あり、信頼構築第一歩

図面単なる“情報”ではなく、建築現場指揮命令あり、建築契約証明でもある存在です。だからこそ、1ミリ・1文字ズレ大きな損失つながる可能性持ちます。

伝える」「守る」「する」すべて始点なる図面。その完成高めるために、図面チェックは“最終工程”ではなく“設計品質本質”として捉えるです。

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